連係していることの重要性

連携

食由来酵素」の働き(=バイオケミカル反応) によって生成された成分は、腸管からも吸収され、やがて「体内生成酵素」に引き渡されていきます。「食由来酵素」自体も、アミノ酸にまで分解され、同様に吸収されて栄養成分として利用されていきます。「食由来酵素」と「体内生成酵素」は、「腸管」フィルターを通じて深くつながりあっていますので、「食由来酵素」利用度の減少という影響は、「体内生成酵素」の浪費につながり、その保有量の減少につながる可能性があるのです。その全てのツケは、代謝機能の衰えとして体内環境に回されてしまうことになってしまいます……。

腸について(1)
腸は精密なセンサーとフィルターを持つ!

]は、単に食べ物を消化して吸収しているだけの単純なチューブでは決してありません。どんなに優れたコンピューターを駆使しても、足元にも及ばないほどの精妙で複雑極まりない仕事を、人知れず黙々とこなしているのが、[]という器官なのです‥‥。

]の中の内容物には、生命を維持する上で必要なものもありますが、逆に、健康を損なうものや、生命を危険にさらすものまで含まれています。その入り混じった内容物の中からミクロやナノの大きさまでを見分け、身体に不要で危険なものだけを排除し、必要なものだけを吸収できる分子サイズまでに小さく消化し、吸収しているのが〔〕の働きです。

この働きをおこなっているのが、精密なセンサーとフィルター機能
が付いている微絨毛をはじめとする腸粘膜組織です。ここを通り抜けてはじめて、栄養成分は血液に摂り込まれます。