モモママさま
回答が遅くなりまして申し訳ありません。
まず、白砂糖のご質問に対してお答えいたします。
植物原料のエキス抽出基材として、また、乳酸菌・酵母の発酵基材としては、白砂糖が最も優れているために、大高酵素では創業時より使用しております。今後も基材原料としては白砂糖を使うという製法が変わることはありません。
もちろん発酵してできた製品は、白砂糖が分解されてできる還元糖であるブドウ糖や果糖が、糖構成成分の主体を締めております。
動物用植物エキス発酵液であるスーパーワンにゃんの場合は、白砂糖そのものは皆無=ゼロとなります。発酵野菜パウダーであるフリカケワンの場合も、ほとんどが還元糖化されており、1%ほどしか残っておりません。
その他にも数十種のオリゴ糖に類する糖が含まれており、また、有機酸類やさまざまな発酵代謝産物(生理活性物質など)も生成されており、乳酸菌や酵母が自己溶解を起こしてその菌体成分(免疫活性物質など)を残しており、単純なブドウ糖・果糖液でもないことは確かなことです。糖だけでも、とてつもなく複雑な構成となっておりますが、それは人為的に調合したものではなく、天然によって創られたものだからです。
製品のなかのオリゴ糖類は、世界ではじめて発見されたものもあり、特許を取得しております。これらの糖は、様々な機能性をもった糖として注目されています。
つまり、「白砂糖の害」という懸念をもたれているかもしれませんが、そのような心配はまったくありませんのでご安心下さい。
また、繰り返しますが、スーパーワンにゃんは、単なるブドウ液でも果糖液でもありません。
それらの生成過程で、何十種という植物由来エキスや発酵微生物の代謝産物や発酵微生物の菌体成分が、渾然一体となって溶け込んでいる製品です。
そのなかには、様々な機能性をもっている成分も多くあります。
次いで、肝臓機能障害と糖分についてお答えしたいと思います。
どんな細胞であっても、最終的には、ブドウ糖がエネルギー源として必要になります。エネルギーがなければ、その細胞は生きていくことはできずに、死滅してしまいますので…。
例えば、「がん細胞はブドウ糖が好き…」というイメージがつくられているのであれば、それは明らかな間違いです。全ての細胞が必要としているものが、ブドウ糖なのですから…。
ただし、がん細胞は自殺するシステムが壊れている細胞であって、増殖する一方なために、たくさんブドウ糖を消費してしまいます。がんが大きくなってきますと、他の細胞に行き渡らないようになってくるので、がん患者の方は痩せていく訳です。
よって、ブドウ糖はがんの協力者でも悪者でも何でもありません。仮に、脳細胞にブドウ糖が送られなくなりますと、すぐに脳死となってしまいます。
従いまして、「ブドウ糖が、がん細胞を増殖している…」というのではなく、「増殖しているがん細胞が必要しているエネルギーが、ブドウ糖…」というところが、本当の姿です。
つまり、人間も動物も、最終的な栄養成分としてのブドウ糖を摂取しなければ死んでしまいますし、がん細胞だけに横取りされないように、どのようにエネルギーを摂取するというのが、医学的配慮ということになろうかと思います。
肝機能障害の場合も、同じようなことが言えます。
実際には、大高酵素製品は、肝臓病の方々には実に多く使われており、多くの実績を残しています。
もちろん薬ではありませんので、食養学的な働きによるものです。
一つには、腸内環境を改善できることで、腸管吸収されて成分類が良質なものになり、そのために、門脈を通って直接運ばれる肝臓に対しては、負担を少なくし、益を増やして、助けてあげることができるからです。
肝臓の働きの一つである糖代謝に対しても、邪魔者とはならず、協力者に回れる製品です。
肝臓機能には、およそ2000種以上の酵素が介在して、糖代謝・脂肪代謝などの種々様々な仕事をになっていますが、「糖がいけない・脂質がいけない」という話ではなく、要はオーバーワークにならないようなバランス感覚と、そのコントロールが必要ということだと考えていただければと思います。
そのさじ加減は、肝細胞の壊れ方や、システムとしての機能がどれだけ残されているかという問題と関わっておりますので、もちろん慎重でなくてはなりません。
しかし、糖分も脂質分もタンパクもダメという極論に向かいますと、栄養失調で死んでしまうことになってしまいます。
結論を繰り替えしますと、「これらの物質」が悪者ではありません。これら成分は、単なる栄養素です。全て、「いき過ぎた摂取」が、害をもたらしているのです。
従いまして、適正でほどほどな摂取は、プラスに働くものなのです。
ペットバイタブル製品の腸内環境イノベーションは、消化器系のステロイドの副作用の緩和につながることも考えられますし、肝機能の応援もできる可能性が多くあると思います。
肝機能障害のなかでも、糖代謝機能がどれだけ残されているかは、医学的な判断になりますので、そこは医者からの判断が必要となるかもしれませんので、相談されながらお試しいただければ万全だと思われます。
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