「便がやや細くなる」というケースは、はじめて寄せられた情報になります。
通常は、柔らか過ぎるものは程良い堅さとなり、堅過ぎるものは程良く柔らかくなり、水分調整がちょうど良い状態となり、ほとんどがバナナウンチとして排便されるよう、ほぼ改善されていく情報が寄せられてきます。
お寄せいたただきました情報としましては、「大型犬であり、健康状態に問題はなく、普段は手作り食」ということですが、それだけでは、「どのような手作り食を作られているか?」、「植物繊維の割合などは多いのか少ないのか?」ということまでは、判断できません。
いずれにせよ、腸内環境(特に腸内有用微生物においての多少の変動)においての若干の変化があるようです。
そのバランスが落ち着くまでの一時的な変化の現れではないかと思われます。
慣れてきますと、通常の程良い弾力のあるバナナウンチに戻るものと思われます。
また、植物繊維との関係性からでは、下記のどちらかの要因が考えられます。
【Case 1】植物繊維が足りな目の通常食に慣れており、それに対して、発酵野菜パウダーがプラスされたために、最初のうちだけ繊維分の動きに影響されている可能性があります。つまり、プラスされた分だけゆっくりと消化されてくるために、最初のうちだけは便量が減って細くなったものとも考えられます。
【Case 2】充分の植物繊維がある通常食に対して、さらにプラスされて増量したために、その分通常よりはやや時間がかかっている可能性があります。つまり、プラスされた分だけゆっくりと消化されてくるために、最初のうちだけは便量が減って細くなったものとも考えられます。
【Case 3】まったく別の要因が隠されていて、それが原因で便が細くなっている可能性も考えられます。
【Case 3】の場合は別ですが、【Case 1】か【Case 2】の場合ですと、いずれの場合も、慣れてくることで調整力が生まれ、通常のサイズに戻るものと考えられます。
また、いたただきました情報のなかでは、通常の便の堅さや質などの状態が判別できません。
もしかすると、愛犬の便は、オーナー様が普通と考えていたよりは、堅目であったか、もしくは、柔らか目であったかもしれません。
そのような場合は、やはり下記のようなことが考えられます。
【Case A】比較的堅目であったところ、腸内微生物の良好なバランスがやや戻り、そのために通常のスピードに戻されていきますが、最初のうちだけはやはり変化として少し早く排便され、そのめたにやや細くなっしまったという可能性があります。
【Case B】比較的柔らか目であったところ、腸内微生物の良好なバランスがやや戻り、そのために通常のスピードに戻されていきますが、最初のうちだけはこれまでよりも便量がやや減り、その分だけやや細くなっしまったという可能性があります。
【Case C】まったく別の要因が隠されていて、それが原因で便が細くなっている可能性も考えられます。
【Case C】の場合は別ですが、【Case A】か【Case B】の場合ですと、いずれの場合も、慣れてくることで調整力が生まれ、通常のサイズに戻るものと考えられます。
いずれにしましても、しばらくの間、経過観察を行ってみてはいかがでしようか。
なお、オーナー様の犬の、手作り食においての植物繊維の程度や、便の質や堅さ柔らかさの状態など、必要な情報をお寄せいただけますと、こちらでも今後の判断の参考になりますので、大変助かります。
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お手数をお掛けいたしますが、情報をお寄せ下さいまうよう、よろしくお願いいたします。
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