ペットバイタブルをご愛用いただき、誠にありがとうございます。
さて、今回の件について回答いたします。
リパーゼの数値が高いということですので、膵臓に問題あるということが考えられますが、すでに担当医もいて、実際の治療を受けられていらっしゃいます。
アルブミンと糖の数値が低く、ステロイドの投薬をされているということなので、それらの情報を合わせますと、自己免疫性膵炎などが考えられますが、実際の担当医の診断結果はどのようなものなのでしょうか。
こちらはもちろん動物病院ではありませんし、診察データもありませんので、あくまでも推測しかできませんし、正確な判断ができるものではありません。
担当医の診断結果や病名が分かりますと、それについての食事指導などのアドバイスの精度の方も上げられますので、ご質問の際は、できればまずそうした情報をいただけましたら大変助かります。
付きまして、今回は、膵臓炎という観点と、アレルギー疾患と観点からアドバイスさせていただきます。
何らかの膵臓炎であるとしましたら、進行状態によっては、消化酵素の一つであるリパーゼなどが不必要に流出してしまいます。また、他の消化酵素やホルモン分泌にも異常が見つかるようになりますので、代謝機能にも問題が生じてきます。
従いまして、消化能力も落ちてきますので、できるだけ消化の良いものを、適量食べさせて上げるというのが、食事療法の基本となっていきます。
特に、脂質の分解能力が落ちていると思われますので、少な目にしていかなければならいないかと考えられます。
しかし、同時に、脂質に含まれる脂溶性ビタミンなどが不足がちとなりますので、脂溶性ビタミンの方は何らかの形で補給された方が良いのではないでしょうか。
さて、ペットバイタブル製品についてですが、スーパーワンにゃんの方は脂質はほとんどありませんし、フリカケワンの方も粗脂肪として0.8%ほどしかありませんので、脂質についての負担はなく、問題はありません。
また、発酵によって全体が消化の良い状態になっていますので、むしろ、不足がちになっていく栄養補給のためには続けられることをお勧めいたします。
「手作り食を8割」にという医師の指導は、消化能力に応じた判断だと思いますので、遵守するべきだと思います。ペットバイタブル製品は、負荷のかからない食事療法となりますので、ご利用いただいている分ほどなら、8割の食事にプラスしても大丈夫であると考えられます。
このような症状の場合は、普通の食べものにおいては、量の制限がでてきますので、できるだけ少ない量で、効率良く栄養分を供給していくことを、心がけていかなければなりません。
また、そうしなければ、皮膚の再生能力が悪くなって、アレルギーも悪化してしまいます。
いずれにしましても、膵炎もアレルギーも、腸内粘膜や腸内微生物バランスなどの腸内環境に大きく左右されるものだと思います。
この大元が改善される方向にありますと、たとえ根治が難しい場合でも、少なからず良い方向性に向かっていけるはずです。
くるちさまのワンちゃんの健康を心からお祈り申し上げます。
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