スーパーオータカは液質としましては酸性であり、体内に吸収されますとアルカリの性質になります。
つまり梅干しと同じに、酸っぱいけれどもアルカリ食品ということになります。
ただし、胃酸ほどは酸性ではありませんので、胃酸過多の場合は少し和らげることができると考えられます。
しかし、いずれにしましても、そうした食べ物としての粘膜刺激はあると思われます。
それはあくまでも適正な刺激であり、多くは粘膜バリアの健全化につながっていることが考えられています。
そして、腸内環境にも良い影響をもたらしてくれることが期待できるものです。
さて、今回の現象は、「健康な犬ほど…」というところがキーポイントと思われます。
つまり、健康で元々食欲のある犬たちが、スーパーオータカによって粘膜活動がさらに活発になり、腸内環境への影響も良くなり、受け入れ態勢も万全なものになりますと、身体の内なる声として、「もっとエサをちょうだい!」、「早くもっと食べさせて…」、ということになってきます。
すると、元気で食欲のある犬ほど、胆汁が胃まで逆流を起こして、それを吐いてしまうというケースもあることが考えられます。
エサの時間や量と、彼らの食欲体制とが、うまくかみ合わずズレてしまうことから、このようなことが起きてしまう訳です。
仮に、このようなケースであれば、吐いた液体は黄色い色をしていて、すこし白い泡が混じっている程度だと思います。
そして、吐いた後もすこぶる元気で、何の問題もなそうだということになるかと思います。
こうしたケースであれば、吐いても大きな問題にはつながりませんので、彼らの食欲と相談されて、食べ物を調整して上げることで、吐くことはなくなっていくと思います。
しかし、吐いたものが黄色い液体ではない場合や、固形物や異物が混じっていたりした場合は、まったく違う負の原因が考えられ、それが原因での嘔吐となりますので、この場合は病院で診察を受けていただいた方が賢明かと思われます。
|