犬の腎臓病を考えます時には、次の二つのポイントが重要となります。
一つは、ミネラル分の分量と割合のバランスです。
もう一つは、「低タンパク」を心掛けなければならない点です。
発酵野菜パウダー「フリカケワン」のカリウムの含有量は、ほぼ100g中1000mg前後の値になっておりますので、1%ほど含まているということになります。マグネシウムの量も0.7%前後ほどですので、低マグネシウム食ほどです。
従って、腎臓病の療養食と食べ合わせても、大きな数値にはならないかと思われますが、その辺を参考にしていただき、ミネラル分の腎臓への負担の有無をご判断ください。ミネラルは多過ぎても少な過ぎても良くない影響が出ますので、摂取バランスに配慮が必要となります。まして、ミネラル分の調整ろ過を行っている腎臓病ならなおさらのことです。
次いでもう一つの問題に移ります。
食事療法として低タンパクである必要性はあると思います。
タンパク質が分解するときにたくさんの廃棄物をつくるために、腎臓への負担が大きくなるからです。
タンパク質がすでにアミノ酸まで分解済みの発酵食品の方が、負担のない食事となります。
最低の必須アミノ酸は必要不可欠なので、多くの発酵食品のご利用をお奨めいたします。
なお、腎臓病の場合は、動物用植物エキス発酵液「スーパーワンにゃん」という製品がお奨めとなります。
腸内環境の改善を応援できます液状の食べ物です。
腸内環境の浄化は、肝臓でつくられる血液成分の浄化につながり、回り回って血液のろ過装置である腎臓への負担を軽減していくことができると考えられます。
特に、「高カロリー低タンパク」を求められる腎臓病の場合は、「スーパーワンにゃん」が極めて有利な食べ物となってくれると思います。
上手にご利用いただけますと、腎臓への負担が軽減される分だけは、症状の改善をもたらしていくものと思います。
引き続き、「腸内環境の改善」と「低タンパク高カロリー」の食事療法を心がけてください。
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