犬のブドウに対する中毒症状については、まだ成分特定や作用機序なども未解明で、何も分かっていないというのが現状だと思います。
同じブドウを食べても、中毒症状を起こさない犬もいますが、一定の割合で中毒を起こす犬もいるので、疑わしきは罰するという論理で注意を呼び掛けているものと判断されます。
主に中毒症状とは、腎障害をもたらしていることが確認されています。
しかし、その成分がブドウに多い酒石酸などのようものか、まだ他の成分が考えられるのかは未解明です。
皮にある別の成分かもしれませんし、使われている農薬からきている成分かもしれないからです。
さて、大高酵素の製品について説明させていただきます。
液体製品にもパウダー製品にも、酒石酸は検出されておりません。
ブドウの中毒をもたらしているものが酒石酸であるならば、問題はないということになります。
ブドウはあくまでも補助原料であり、秋仕込み特有の原料となっています。
一年じゅう必ず使う基本原料の使用量は桁違いに多いものになりますが、補助原料はあくまでも補佐するものなので使用量は多くはありません。
また、製品としましては、一定割合で春仕込みと秋仕込みの液がブレンドされるものになりますので、絶対量からしてブドウはわずかであるというのが、偽りのない事実となります。
タマネギの場合は基本原料なので、使用量はかなり多いのですが、生のタマネギ成分が一切検出されないのは、発酵というシステムが関与しているからです。
タマネギの「アリルプロピルジスルフィド」は、発酵微生物のもつ酵素によって完全に分解され、無害な成分に変換されているからです。
従いまして、たとえわずかでも使われたブドウからの成分においても、発酵過程というトンネルを通りますので、生のままの形で残っていることはほとんど考えにくいことです。
ほとんどの生成された成分は、発酵微生物の身体のなかを通過してつくられていく成分だからです。
また、すでに40年ほど前から、液体製品もパウダー製品も、競走馬の世界で今日まで使われていますが、ただの一度も事故やクリームはありません。
さらに、6年前から犬猫を対象としたペット事業に取り組んでいます。
すでに何万匹もの使用例や実績がありますが、身体に対してのたった一つの事故もクレームもありません。
そのために、順調に実績と歴史を重ねていくことができております。
結果としましては、ブドウにまつわる中毒成分が不明なので、分析することは不可能であり、もちろん分析機関もお答えできるものではありません。
従いまして、証明できるデータなどはありませんが、しかし、大高酵素製品のなかでは、「ブドウのもつ成分が中毒症状を起こす可能性は限りなくゼロである」と考えることの方が、上記の理由により、ごく当たり前の判断ではないかと考えております。
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