〇使用野菜の農薬の有無について
50種の全ての原料を、無農薬で有機農法のものにすることは、現実的には難しいものとなっています。
減農薬でクリーン農法を実施している北海道の野菜を主体にして生産することが、現在のベストだと考えております。
仮に、全てのものを無農薬に限定してしまいますと、価格も何十倍もするものになり、生産量も何十分の一になることが推定されるか思っております。
単一原料の場合は無農薬も可能でしょうし、わずかしか使用しない原料ならば、それでも可能かもしれませんが、50種もの品種と日々の生産量と使用量が半端なものでない場合は、大変に難しいものであることが現実です。
しかし、採取の野草類はもちろん無農薬ですし、伊達工場の自営農場の野菜はもちろん無農薬です。
また、現在実施されています仕込み原料の90%以上は、北海道のものであり、しかも、全国のなかでも有数の野菜の産地であり、いち早くクリーン農法への取り組みを実施しています伊達市近郊の野菜が主体となっております。
そして、人間用製品の原液製造の際に利用される原料を利用しておりますので、原液製品の農薬検査を定期的に実施しておりますが、過去において農薬が検出されたことはただの一度もありません。
放射能の試験も定期的に実施しており、精度の高い検査を実施しても、これまで製品は全て検出されたことはありません。
そうした実績が、90年の伝統を支えてきたものです。
〇使用野菜のそれぞれの産地について
全ての製品に対応する全ての原料の産地は、生産工程の書面に記録されており、いかなるときにもどこの産地の原料がどれくらい使われたのかは、法的に必要な場合はいつでも回答できるものになっております。
しかし、刻々と変化する季節の原料を大量に使用しなければならない大高酵素の立場としましては、ニンジン一つをとっても、道内のいくつかの産地が変わるものです。
北海道でどうしても採れない原料は、ショウガ・レンコン・パイン・バナナなどになります。
国内もので道外のものは、九州と四国と青森のものに限定しており、輸入ものはフィリピンからのバナナのみです。
大高酵素は、人間用の製品の原料を仕入れして、他では決して行われることのない独特の伝統製法でエキスを抽出し、それを天然の乳酸菌や酵母の共生発酵によって、発酵熟成させ製品を造ります。
エキス抽出後の植物残渣は、まだ10%~40%もの生の成分が残っており、それが動物用として「おすそ分け」される仕組みになっています。
発酵も同じ仕組みのなかで行われていますので、人間用のものと何ら変わりません。
最終的は発酵熟成した植物残渣が、50℃以下の低温にて真空乾燥されますので、濃縮乾燥されてパウダーとなるのです。
本物の発酵熟成した製品は、防腐剤などの保存料や油焼けを防ぐ酸化防止剤などを添加する必要性はまったくありません。
本物の発酵熟成した製品は、それ自体が成分的にも保存食と耐えられるものになっているからです。
四季のある日本で発酵食品が発達してきた理由の一つとして、夏冬を越すことのできるというその保存性も上げけられるのです。
ですから、ペット用製品としても、総合的に安全性が極めて高い製品になっているはずです。
ちなみに、他社製品の「酵素なるもの」のなかに、防腐剤などの保存料や、酸化防止剤などが添加していましたら、それは本物の発酵熟成された製品ではないことが伺えるものですので、ぜひ参考にしてください。
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